プライマリ・コンテンツへ移動
前
次

フライト記録の開始

フライト・レコーダ・プラグインをJVMに接続して、フライト記録を開始します。フライト・レコーダ・プラグインは、JVMのJFRランタイム・エンジンを起動し、記録ファイルを作成します。

フライト記録を開始する手順:

  1. JVMブラウザでJVMを右クリックして、「フライト記録の開始」を選択します。
  2. 「参照」ボタンをクリックして、記録のパスおよびファイル名を選択します。
  3. 記録の名前を指定します。
  4. 記録タイプを選択します。次のオプションを使用できます。
    • 一定時間の記録: 「記録時間」フィールドで指定された一定期間で記録を作成します。JFRは、一定期間のイベントを収集し、記録を指定されたファイルにダンプします。

    • 連続記録: 連続で実行される記録を作成します。JFRは、イベントを収集し、データをグローバル・バッファに書き込みます。グローバル・バッファがいっぱいになった場合、最も古いデータが破棄されます。ダンプをリクエストするとき、またはダンプがルールによってトリガーされる場合、現在バッファにあるデータを指定されたファイルに書き込むことができます。このタイプの記録では、「最大サイズ」フィールドを使用してディスクに保持するデータの最大許容サイズを、「最大保持時間」フィールドを使用してイベントの最大許容保持時間を設定できます。ダンプはデータの完全なチャンクに対して実行されるため、これらはおおよその値です。

  5. 「イベント設定」ドロップダウン・リストのフライト記録テンプレートを選択します。テンプレートでは、記録するイベントを定義します。テンプレートを管理するには、「テンプレート・マネージャ」をクリックします。テンプレートの使用方法の詳細は、「フライト記録テンプレートの管理」を参照してください。
    「終了」をクリックして記録を開始するか、「次へ」をクリックして選択したテンプレートで定義されているイベント・オプションを変更します。
  6. (オプション)選択したフライト記録テンプレートのイベント・オプションを変更します。
    「終了」をクリックして記録を開始するか、「次へ」をクリックして選択したテンプレートで定義されているイベント詳細を変更します。
  7. (オプション)選択したフライト記録テンプレートのイベント詳細を変更します。イベント詳細は、イベントを記録に含めるかどうかを定義します。一部のイベントでは、スタック・トレースをイベントにアタッチするかどうか、期間しきい値(持続イベントの場合)およびリクエスト期間(リクエスト可能なイベントの場合)を指定することもできます。
    前の手順で設定された設定を変更する場合、「戻る」をクリックします。「終了」をクリックすると、記録が開始されます。

一定時間の記録を開始すると、「進行状況の表示」に表示されます。「進行状況の表示」を開くには、「ウィンドウ」メニューを開き、「ビューの表示」「進行状況の表示」の順に選択します。

JVMのすべての実行中の記録(連続記録を含む)を表示するには、JVMブラウザで必要な接続を展開し、「フライト・レコーダ」ノードを展開します。実行中の記録を右クリックすると、次のオプションがあります。

  • ダンプ: 「記録のダンプ」ウィンドウを開き、記録ファイルへのグローバル・バッファの現在のイベントのダンプを作成します。詳細は、「実行中のフライト記録のダンプ」を参照してください。

  • 編集: フライト記録の開始ウィザードに類似したフライト記録の編集ウィザードを開きます。

  • 停止: 記録を停止しますが、グローバル・バッファの収集されたデータを保持します。停止済の記録は、JVMの記録のリストに残ります。

  • 閉じる: グローバル・バッファから記録ファイルに収集されたデータをダンプし、記録を停止します。


前
次