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「メモリー」タブでは、アプリケーションがメモリー・リソースをどれだけ効率的に使用しているかモニターできます。このタブは、ヒープ使用率、ガベージ・コレクションおよびアクティブ・メモリー・プールを扱います。このタブで提供される情報は、最適なアプリケーション・パフォーマンスを提供するようにJVMを構成したかどうかを判断するのに役立ちます。
「メモリー」タブから、タブの右上隅の「完全ガベージ・コレクションを実行します」ボタンを使用して、完全ガベージ・コレクションを手動で開始します。
ヒープ・ヒストグラム
「メモリー」タブの上部パネルには、「ヒープ・ヒストグラム」が含まれます。ヒープ・ヒストグラム機能は各クラスのヒープ上のメモリー配分を確認するために使用できます。待機時間およびオーバーヘッドが生じる可能性があるため、要求時にのみ取得されます。スナップショットを取得するには、「ヒープ・ヒストグラムのリフレッシュ」ボタンをクリックします。これによりオーバーヘッドが生じる可能性があることを知らせる警告が表示されます。最初のヒープ・ヒストグラムが取得されると、これがベースラインになり、デルタがゼロに設定されます。その後のヒストグラムが取得されるたびに、最後から2番目に対するデルタが表示されます。「デルタ計算のリセット」を押すと、現在取得されているスナップショットがベースラインとして使用されます。
GC表
「GC表」パネルには、使用可能なガベージ・コレクションのキー・パフォーマンス属性の現在値が表示されます。パネルは、アクティブなガベージ・コレクタの名前が付いた複数のタブに分割されます(G1 Young GenerationやG1 Old Generationなど)。各タブには、次のデフォルト属性の表が表示されます。
合計コレクション時間: コレクションの累積時間。
コレクション数: 実行されたコレクションの合計数。
GC開始時間: JVMが開始して以降のこのGCの開始時間。
GC終了時間: JVMが開始して以降のこのGCの終了時間。
GC期間: このGCの経過時間。
GC ID: このGCの識別子(このコレクタが実行したコレクションの数)。
GCスレッド数: GCスレッドの数。
属性を右クリックすると、更新間隔および単位の変更、値の設定(一部の属性)が可能になります。
アクティブ・メモリー・プール
「アクティブ・メモリー・プール」パネルには、JVMで使用可能なメモリー・プールの情報の表が表示されます。デフォルトでは、表に次の列が含まれます。
プール名: メモリー・プールの名前。
タイプ: メモリー・プールのタイプ。メモリー・プールがJavaヒープに属している場合、タイプはHEAPになり、それ以外の場合はNON_HEAPになります。
使用済: 現在使用されているメモリー・プールのサイズ。
最大: メモリー・プールの最大サイズ。
使用状況: 現在使用中の最大メモリー・プール・サイズの割合(%)。
ピーク使用: モニターされているJVMの存続期間中のメモリー・プールの使用サイズのピーク値。
ピーク最大: モニターされているJVMの存続期間中のメモリー・プールの最大サイズのピーク値。
メモリー・プールをフィルタするには、フィルタ列(通常はプール名)を選択し、表の上部のテキスト・フィールドにフィルタ文字列を指定します。
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